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2025.12.11 07:00政治・経済

<本家コロナ真理教の人々⑥> 【面会制限は効果的か】

<本家コロナ真理教の人々⑥>byカイジロウ

【面会制限は効果的か】

 

 コロナ禍で感染者は基本的人権を奪われて隔離という施策が採られました。志村けんは誰にも看取られず火葬されましたが、これは特殊な昔話でしょうか※①

 いえいえ。今でも病院では面会制限やマスク強要をしており、見かねた厚労省が通達を出しています※②。中にはまともな医者もいるだろうと反論する方もいるでしょうが、それでも今なお「医者が一番コロナ脳」というのは否定しようのない事実です。

 2025年2月に面会制限の妥当性に関する論文が出ました※③。その骨子は6つの教訓としてまとめられていますのでご紹介します。

1)厳しい政策の利益が害を上回る事は示されていない

2)他の患者に利益をもたらす可能性があっても一人の患者を傷つけることは、基本的医療倫理に合致しない

3)医療行政機関制定の政策は視野が狭い可能性がある

4)患者の基本的権利は法的に保護されるべきである

5)同意能力の喪失は強制の一形態である

6)医療における道徳的傷害や非人間性は、非科学的な、あるいは目に見えて有害な政策から生じる可能性がある

 一瞥してこれは面会制限に関することと言うよりも、医学界全般に敷衍できる指摘だと分かります。すなわちトータルの数字を考えられず、非科学的で近視眼的で人権意識と倫理に欠ける集団。これこそが医学界なのです。

 1)ではそもそも面会制限の利益がリスクを上回ることは立証されていないという事実に加え、たとえ病気の感染リスクが減少したとしても、訪問者制限は栄養状態の悪化、うつ病など健康に悪影響を及ぼし、逆説的に感染致死率を高める可能性があると指摘しています。4)では死に際の患者に対してフロリダ州などが1日あたり2時間の対面面会を保証する「別れを告げる権利」を制定したことを紹介。5)では死に瀕した患者や乳児など弱い立場の者は、医師の助言に反して立ち去ることは物理的に不可能で、つまり最初から事実上の強制なのだと非難しています。

 医者が短命という事実から病院には相応のリスクはあります(新シリーズ④)。しかし火が怖い消防士はその職業に向いていないわけで、感染症が怖くて面会制限をするような医者はさっさと転職すべきと私は思うのです。

 

※①)志村さんの遺骨 親族の元に 感染者の遺体にも注意 新型コロナ(NHK)https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200331/k10012360721000.html

※②)各医療機関でコロナ禍「前」の「通常の面会方法(頻度、時間など)へ段階的に戻す」ことを検討せよ(GemMed)https://gemmed.ghc-j.com/?p=70269

※③)Lessons from COVID‐19 patient visitation restrictions: six considerations to help develop ethical patient visitor policies(COVID‐19患者面会制限からの教訓:倫理的な患者面会ポリシーの策定に役立つ6つの考慮事項)(カリフォルニア大学サンフランシスコ校)
https://escholarship.org/content/qt6fz207z1/qt6fz207z1.pdf

(以下google翻訳抜粋)

 

『コロナ真理教の人々』『新コロナ真理教の人々』全リスト

<本家コロナ真理教の人々>
⓪ご挨拶
➀感染症専門家たち
②科学的見地からのマスク
③恐怖ポルノとしてのマスク
④モラルとしてのマスク
⑤人流制限に意味はあったのか

 


 

 

消防士や自衛官はあらかじめそのリスクを覚悟して
服務の宣誓をしてその職に就くわけですが、
医者にはそういう規定ってないんですかね?
だとしたら、それこそが大問題という
気がしてしまいます。

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